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月曜日

日本の思想




上杉景勝という人物について


 月曜日は、日本の思想を考えます。今日の題は、上杉景勝(かげかつ)という人物について、です。上杉景勝は、戦国時代の武将です。豊臣秀吉と、徳川家康とが生きていた時代に活躍していた武将です。
 上杉景勝は、大変、勇ましい人物であった、という話です。それは、戦国時代の武将であるため、当然、求められる人柄です。戦国時代の武将には、勇気が必要です。戦に出て、相手と真剣勝負をしなければなりません。しかし、上杉景勝は、勇気の心だけで、戦国武将を務めていたのではないと考えられます。勇気だけでは、戦国武将として、戦国時代を生き抜くことはできないのです。では、勇気の心以外に、戦国武将の上杉景勝には、どのような資質が備わっていたのでしょうか。
 まず、上杉景勝は、勇気の心以外に、兵法の道を心得ていたと思われます。つまり、勇気の心だけでは、合戦にはならないのです。合戦に出るためには、作戦を立てなければなりません。合戦の相手も、戦国武将なのです。相手は、手強いのです。上杉景勝は、武器を持たずに生活する人々を相手にするのではありません。こちら側が武装集団であり、相手側は非武装集団であれば、確かに、勇気の心だけで戦国武将を務められるのかもしれません。しかし、相手も武装集団です。戦略を立てて挑まなければなりません。戦略を立てるには、冷静な判断力が必要です。臨機応変に、実際の状況に対応できるような判断力です。つまり、戦のための知恵がなければ、戦国武将を務められないのです。戦ができる知恵を身に付けるのです。武将には、理解力が必要なのです。戦国武将には、様々な物事を理解する能力が求められるのです。理解力と、そして判断力を養うべきなのです。
 戦国武将は、まず、兵法を理解しなければなりません。その能力は、兵法を理解できるだけの、読解力です。兵法の参考書を読みこなさなければならないのです。兵法の参考書を読んでも、何が書いてあるのか理解できないようであれば、武将になることはできません。しかし、兵法の参考書の内容を理解できさえすれば、それで十分なのではありません。現実の状況に対応することが求められます。兵法を、現実に生かすのです。そのためには、判断力が必要です。兵法を理解する力と、そして、兵法を状況に応じて使いこなす判断力との、両方を合わせ持たなければなりません。つまり、理解と判断との、二つの力は、武将にとって基本的なことであるのです。しかし、一般の人々にとっても、理解と判断の力は、基本的な能力です。
 では、戦国武将に特有の理解力と判断力とは、どのようなものなのでしょうか。上杉景勝という人物は、何を理解して、どのように物事を判断していたのでしょうか。上杉景勝は、一般の人々とは異なる理解力と判断力とを備えていたと考えられるのでしょうか。
 確かに、上杉景勝には、一般の人々とは異なる理解力と判断力とが備わっていたと考えられます。一般の人々とは異なる能力を持っていたからこそ、上杉景勝は戦国武将として活躍できたのです。まず、上杉景勝は、武将として、部下を統率する能力に優れていました。そのような、部下を統率するために必要な理解力とは、人間を理解する力であると考えられます。上杉景勝は、人間を理解する能力に長じていたのです。
 戦は、人と人とが争い合うものであるため、その中に、人間同士の心理戦の部分も考えられるのです。戦には、肉体的な戦と、心理的な戦との、二種類の戦があるわけです。戦は、肉体的な力だけでは、限界があるのです。戦の、心理戦の部分も上手に活用しなければ、優れた戦略を考えることができません。そして、心理戦である以上は、人間の心を理解できなければなりません。人間の心理を理解するのです。その、人間の心理を理解することが、戦のために役に立つのです。人間の心理を理解することができれば、心理作戦を立てることができるのです。人間の心理を、戦略に活用するのです。そしてまた、相手からの心理作戦にも、対策を立てることができます。しかし、人間の心理が理解できなければ、相手からの心理作戦というものを、全然理解することができません。相手の心理作戦を、心理作戦として、読み取ることができないのです。つまり、「人間の気持ちなんて、さっぱり分からない」などという人物には、戦国武将としての任務を果たすことができないのです。人間の気持ちが分からなければ、戦はできないのです。肉体的に攻める兵法もあれば、心理的に攻める兵法もあるのです。肉体的に攻める兵法は、誰にでも理解できるものです。しかし、上杉景勝は、武将としての、人間を理解する力に優れていたのです。そのため、上杉景勝は、戦における、心理戦の場面にも対処できたのです。つまり、いかに勇敢な戦国武将であっても、人間の微妙な心理が理解できなければならないのです。
 心理戦も、戦の内に入っているのです。肉体と肉体との戦いが戦の全てではない、ということです。心と心との戦いもあるのです。つまり、心を大切にしなければ、戦に勝利することができないのです。心を大切にすることが、戦の勝利とも結び付いているのです。それは、戦国時代の武将に当てはまる話です。特に、現代の話ではありません。戦国武将にも、人間の心を大切にする必要性があったのです。人間の心を理解して、戦国武将は戦をするのです。
 戦国武将が理解しなければならない人間は、まず、部下です。戦は、武将一人の力で行うことはできません。武将は、多くの部下の兵士の力を借りて戦を行うのです。戦は集団行動です。集団の力がまとまってこそ、その集団は強い力を出すことができます。そのため、武将は、部下の心理を理解できなければならないのです。乱暴なだけの武将には、部下は従いません。武将は、部下の手柄を、全部独り占めにするようなことがあってはならないのです。そして、武将は他にも、理解するべき人間が数多く存在します。武将は、敵の戦国武将の心理や、自分の仲間の戦国武将の心理も理解できなければなりません。
 つまり、上杉景勝は、戦国時代の世の中で、多くの兵士たちに囲まれて生きていたのです。そして、それらの多くの兵士たちの人柄を、上杉景勝は理解する必要があった、ということです。それは、武将としての重要な任務です。それに比べて、武将ではない、一般の兵士たちには、あまり、理解力は求められなかったのかもしれません。一般の兵士たちは、肉体戦だけを考えれば、心理戦の兵法などは深く考えなくとも許されるのです。しかし、上杉景勝は、武将であるため、肉体的にも、精神的にも戦わなければなりません。








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